2014年4月13日日曜日

静岡にふとんの勉強に行ってまいりました。

去る、4月の8日、9日と静岡に行ってきました。

毎年この時期に、静岡のふとん屋さんと、情報交換と交流会と称し飲んで騒いでいますが、

今回は少し勉強会っぽく、まじめな感じな交流会でした。

その、報告をいたします。











1日目は、静岡のふとん屋さんにの組合にお邪魔しました。


ここではまず、静岡のふとん屋さんの新しい試みについて説明をうけました。

その中の一つをご紹介。


遠州木綿紬(えんしゅうもめんつむぎ)で作った小座布団を見せてもらいました。

遠州木綿紬、ぬくもり工房

綿紬はもともと、普段着の着物の生地。

先染の糸を、機織り機で1枚1枚織ってできます。

その生地で作った小座布団が右の写真です。

とても鮮やかな若草色で、伝統の中に新しさがあるとても素敵な生地でした。

また、両脇にひもを通す耳をつけて、椅子に固定できるようにしたり、使用しないときはフックにかけて場所とらないようにしたりと、使う人に優しく、デザインにもこだわった座布団でした。

また、綿入れの勉強会もありました。

まず、最近需要が増えてきた、木綿の薄掛けふとんです。

掛ふとんでも敷ふとんでも薄く作るのは大変技術が要ります。

薄くすると、厚さが均等かどうかが分かりやすく、使っているうちに周りのわたがなくなりやすいのでそこをどう処理するかなど、職人さんの実力が分かりやすいごまかしのきかない仕事です。


つづいては、円形の座布団です。

職人が作る手作りの綿ふとんは(座布団も)

生地の中に入れる前に、そのもの形にします。

クッションなどは細かくしたワタを吹き込んであとで成型します。

ですから、手作りの座布団はつぶれても形が変わらず座り心地がいいのです。
でも、ふとんは四角いものです。

これを丸く作るって、とても大変で技術が要ります。

右の写真のように肉まんのようにきれいに形を作ってから生地の中に入れないと、とても座りづらいものになります。

今回は、宮地さん、土屋さんありがとうございました。


夜は飲みまくりました。翌日は、浜松に移動しました。

ご報告はまた後日・・・・

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