2日目は浜松に移動し、羽毛リフォームの工場見学です。
最近、羽毛布団が高くなっていますので、
リフォームの重要性が上がってきています。
今回、訪問した浜松のごくらく屋さんはリフォームの中でも最高の仕上がりになる「完全水洗い」のリフォームができる数少ない工場のひとつです。
今回は、その工程を順番で見せていただきました。
羽毛布団を軽量してから解体します。
生地を解くと羽毛が奥に吸い込まれていきます。
10年使ったあとは玉のようになったり、
毛先がちぎれたりしてしまいます。
ちょっとわかりずらいですが、解体した羽毛はパイプを通って右の写真の中に運ばれます。
中はドラム式のふるいになっております。
ここで、チリやホコリを落とします。(除塵作業)
そしてここが完全水洗い
通常のリフォームは他のお客様の羽毛と混じらないように
また、洗濯機に羽毛が排水のときに流れないように
解体前に洗ったり、袋に詰めなおして洗いますが、
羽毛本来の特性をよみがえらせるため、特別な洗濯機で羽毛をそのままで洗います。
除塵後、羽毛はパイプを通って洗濯機に入り、温水で約30分かけて洗います。
洗濯機の中を覗いてみると、通常のものより穴が細かく、羽毛が流れ出ないようになっています。
その後、乾燥機で約150度で一気に乾燥させふっくらとよみがえらせます。
再び、除塵をし、出てきた羽毛、
ここで、乾燥後の重さを量り、足し羽毛をして、撹拌します。
ふっくらと仕上がった羽毛を詰めて出来上がりです。
羽毛の洗濯、乾燥を袋に詰めて洗えば、1度にいくつも作業ができて効率的で
設備もパイプを伝って通すこともないので安上がりです。
しかし、羽毛本来の良さを蘇らせてくれるのはこの完全水洗い。
大変勉強になりました。ごくらく屋さん、ありがとうございました。
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